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週5で本屋に行く日記

土日出勤の書店員♀好きな哲学者はアラン(幸福論)好きなお菓子はグリーン豆

今日出会った変なお客さん

週5日本屋に行く人間の毎日


事務所で拡材整理をしていると電話が鳴りました。


「お電話ありがとうございます。◯◯書店、小夜が受け賜わります。」


おばあちゃん
「◯◯書店さん!あのねえテープを入れたんだけど次どうすればいいのか、どこ押せばいいのかしら!」



「…テープと言いますと?」


おばあちゃん
「テープを入れるとこまでいったんだけどどこを押せば良いのかわからないのよ」



「どういった状況か分からないのでなんともお答え出来ませんが、当店で買った本について来たCDとかですか?」


おばあちゃん
「だから、どこ押せば良いかわからないの!」



「…再生ボタンですかね?」


おばあちゃん
「どこ押せばいいの?」


おばあちゃん、びっくりするほどなにも説明してくれない。

うちは本屋なのでテープの事はわからないです。お力になれず申し訳ありません。と謝罪したら理解して下さって。そこで通話は途切れたんですが、なんのテープだったんだろう…。
再生ボタンとかてきとーに言いましたけど、そもそもCDなのかカセットテープなのかセロハンテープなのかさえも分からなかったです。

この手の本と全く関係ない相談電話は意外と年に何度かはあります。
本屋なら何かわかるかもと信頼されてるのは有り難いですが、何でも屋さんになって全部フォローしてしまうと、次何かあったときもまた本屋を頼りに電話されてきてしまうので、近くに頼れる人がいないのかもな…と同情したくなりますが、心を鬼にして力になれない旨をお伝えしてます。


今日はこの他にも、美本を購入する事にこだわりをお持ちでどれを買うか悩みまくり結局店内にある一番の美本を取り置きして、出版社から取り寄せた美本と比べて見計らいたいというお客様のご対応に1時間ほど使ったため、新刊を出すのがめちゃめちゃ遅くなってしまいました。

美本をご希望されるお客様はそれなりにいるのでそんな珍しくもないんですけど、売場に50冊くらい積んである本を崩して一冊づつ奥付け(何版なのか気になるみたい)と状態を見ていかれる方は初めてでした。



特殊なお客さんにどこまで寄り添うべきなのか、結構悩みます。
電子書籍Amazonの台頭で町の書店が存続を脅かされている今、お客さんと直接やり取りができて店員が歩み寄っていけることが書店の強みだとは思うんですけど、ねええ。


ほっ、と一息。


本日の「本の豆知識!」

本を読まれる方なら「このミス」って絶対聞いたことのある単語だと思います。
もちろん「このミステリーがすごい!」の略なんですが…実は似て非なる言葉があります。本日はかるーく3つの「このミス」についてご紹介します。

①「このミステリーがすごい!
先日このミス2017が発表されましたがこれは宝島社が、今年発売されたミステリー小説をランク付けしたものです。公平を期す為に宝島社の出版物は含まれません。
②「このミステリーがすごい!」大賞
宝島社主催の公募新人賞です。大賞はなんとなんと1200万円!文学賞受賞額の中ではぶっちぎりのトップ。
③「このミステリーがすごい!」大賞シリーズ
このミス大賞受賞作の他に、優秀賞や隠し玉(入選みたいなもんだと思う)最終候補作などを単行本化したもの。シリーズで出した本の続編もここから出るみたいです。

え?そんなの知ってる?
私は書店で働くまでこのミスってどんだけあんだよ!って思ってました笑